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グループ・インタビューの技法価格: 2,730円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 調査方法に関する本である。調査でインタビューに行くことがあるが、その後のデータ分析方法に困った事がある。単純に発言内容だけをまとめて良いのか、非言語化された部部分をどこまで取り上げて良いのか。この点について、解決してくれる本である。
本書は、基本的に題名を見ても分かるように、グループ単位でのインタビューで1対1のインタビューは、念頭に入れていない。
これは、参加者の対話から聞きたい内容の裏側にはどのような問題があるのかを引き出すための道具である。
この手法は元々は、マーケティングリサーチ手法のうちのひ一つだったようだ。現在では、心理学、教育学 |
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大学で学ぶ議論の技法価格: 2,100円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 議論を分析することによって真理探究をして、その上で、レトリックによって情報を効果的に伝える方法を提示しています。
サザン・メソディスト大学でライティングを教えている教師が書かれています。議論の目的とは何かを解明するためにアメリカの大学生向けに書かれた本です。ここで翻訳者は日本には議論を行う習慣が無くちゃぶ台をひっくり返すような状況が大学教授レベルでもあるということを述べていますので、日本の大学生や教授には『議論を通して真理探究を行う』という新しい習慣を獲得してもらうことを目的にしています。
教養課程で行われるように倫理的な問題を扱った論文を |
子どものこころの不思議―児童精神科の診療室から価格: 2,940円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 小学校に子供が上がると 実に色々な事がある。今まで普通と思っていた我が子が おかしいんじゃないかと思ったり、ご近所や各学年に必ずいる問題児にも、愛情のある 誤解のない必要な指針が与えられたように思う。また 素敵な表紙カバーの折りにある本文からの言葉に、「発達障害は自分とは関係がない、と考える人は、自分の生きる意味をよくわかっていない人である。」とある。だれにでも起こす可能性がある、と理解すれば 偏見や差別なく 著者のように楽しく(?)、手を取り合って成長し合いながら 進んでいけるのであろう。また 著者の児童精神科医のパリでの生活も、興味深くて面白かった。 |
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“癒し”のナショナリズム―草の根保守運動の実証研究価格: 1,890円 レビュー評価:4.0 レビュー数:23 上野陽子さんが保守派の市民団体を相手に行なった参入観察の記録.著者は二次会まで呼ばれるほど調査対象に溶け込んでいる.人柄の良さもあるのだろうが,普通できることではない.調査方法が組織的でない,質問が画一的,また表面的,と批判はいろいろあるだろうが,ベールに覆われた保守派市民団体に集うひとが(意外に?)フツーの人だったとはオドロキである(最初から分かっていた,という声が聞こえてきそうだ).分かっていたことかもしれないが当事者のナマの声が採録できたのは大きな功績だとおもう.小熊先生の解説は正直なくもがなでカットしたらもっと薄い本にできただろう.それでも,上野さんのリポートが共著というかたちで世に |
大学通信教育に学ぶ人のためのスタディガイド価格: 1,260円 レビュー評価:3.0 レビュー数:4 僕は現在京都にある某大学の通信教育学部に在籍しています。
この本は大学に入学する前に買い、読みました。
読んでみて「大学の通信教育学部というのは難しいんだなぁ」と感じたのを覚えています。
そして、今年の4月に某大学の通信教育学部に入学したのですが
この本に書かれているほど大学の通信教育というのは難しくはありません。
もちろん、大学によって違いはあるでしょうが、普通に勉強をしていればスクーリング及びテキストの試験なども合格できます。
この本は、本当に通信教育がどういう風な流れで進んでいくか?ということしか書いてありません。 |
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日本の英語教育に必要なこと―小学校英語と英語教育政策価格: 1,890円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 近年、小学校英語をどうするべきか、大変注目が集まっている。この本は、現在の問題点を整理し、ただ単に「反対」というのではなく、理論的に冷静にその理由が書かれている。現状をよく把握し、なぜ、小学校で英語を教科化もしくは必須にしなければならないのかを考えてもらいたい。特に、自分の子どもを赤ちゃんのときから英会話学校に入れるような無知な親に読んでもらいたい。子どものときから英語をやれば、ぺらぺらになれると考えているすべての大人たちが考えを変えない限り、日本の英語教育は変わっていかない。 |
ビジネススクール・テキスト 人的資源マネジメント戦略価格: 2,520円 レビュー評価:3.5 レビュー数:2 慶応ビジネススクールといえば日本最高峰のビジネススクールであることは周知の事実である。しかし、この本を読む限りは・・・少なくとも人材マネジメントについてはレベルが高いとは思えない。
経営戦略と人材マネジメントの関係に関する記述が無いといってよいし、体系的な整理もいまいちである。それに、場当たり的な記載(分量的なバランスを失している)や中途半端な記載(単なる知識の列挙)が目立つ。どこかのMBAシリーズで見られる辞書みたいなものよりはましだがまだまだ不十分である。 |